41歳時に診断された聴力低下を認めないAlport症候群の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case with Alport Syndrome Lacking Hypoacusis Diagnosed at 41 Years of Age
  • 今月の症例 41歳時に診断された聴力低下を認めないAlport症候群の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ 41サイジ ニ シンダン サレタ チョウリョク テイカ オ ミトメナイ Alport ショウコウグン ノ 1レイ

この論文をさがす

抄録

41歳,男性.小児期より血尿,蛋白尿を認めていた.健診で高血圧を指摘され,当科を受診した.血尿,蛋白尿および腎機能低下を認め,腎生検を施行した.電顕で糸球体基底膜の不規則な肥厚と,免疫染色で糸球体基底膜におけるIV型コラーゲンα5鎖の欠失が認められ,Alport症候群と診断した.Alport症候群では加齢に伴い聴力低下を認める割合が増加するが,本症例のように比較的高年齢になっても聴力低下を認めない症例も存在する.<br>

収録刊行物

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ