書誌事項
- タイトル別名
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- Visualization of “The Tale of Genji”
- 『 ゲンジ モノガタリ 』 ノ カシカ
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抄録
『源氏物語』は11世紀初頭に書かれた日本文学の最高傑作であるが,その作者や成立順序などに関していまだに多くの謎を秘めている.本稿では,『源氏物語』を対象として3つの可視化手法を適用し,それぞれの手法や得られる情報について解説する.1つ目は,ウェーブレット多重解像度解析を用いた解析であり,助動詞の「タ形」と「ル形」の変化から作品の語りの変化を可視化している.2つ目は,助動詞の統計解析のためのテキストマイニング法で,得られた助動詞の出現頻度を基に数量化理論Ⅲ類を用いた『源氏物語』の構成の特徴抽出を行っている.3つ目は,作品にとって重要なキーワードを用いた頻度分布のパターン解析によって,『源氏物語』の雅な世界を絵画的に可視化している.
収録刊行物
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- 可視化情報学会誌
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可視化情報学会誌 33 (130), 11-21, 2013
社団法人 可視化情報学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679597310080
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- NII論文ID
- 10031182051
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- NII書誌ID
- AN10374478
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- ISSN
- 1884037X
- 09164731
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- NDL書誌ID
- 024723933
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可