感度と簡易化の向上を目指すマイクロプレート濃度計測法の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Microplate Concentration Measuring Method Aimed to Improve Sensitivity and Simplification
  • カンド ト カンイカ ノ コウジョウ オ メザス マイクロプレート ノウド ケイソクホウ ノ カイハツ

この論文をさがす

抄録

著者らは,マイクロプレートを用いる微小体積試料の濃度に関する高性能かつ簡易な判定法を開発してきた.本稿では,はじめに亜硫酸塩/過酸化水素系自己触媒反応を用いる方法,ポルフィリン還元体であるポルフィリノーゲンからポルフィリンへの酸化反応を用いる方法,カチオン型水溶性ポルフィリン(TMPyP)をプレート表面上に固定化したマイクロプレート法,及び高倍率濃縮分離法である均一液液抽出を用いたマイクロプレート上での高感度計測法などに関して述べる.いずれの手法も微少の液滴中の微量物質(金属イオン,抗原物質,内分泌かく乱物質など)の検出が可能であった.また,急激な二色の変色反応を利用したマイクロプレートのウェルの変色数による残留塩素などの目視濃度判定法に関しても述べる.この手法は変色数で濃度を判定するため,明確に濃度の目視分析ができる.

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 62 (9), 811-818, 2013

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (27)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ