迅速 な治療開始で劇症化を防いだ脾摘後遺伝性球状赤血球症の 1 例

書誌事項

タイトル別名
  • A Successful Case of the Prevention of Overwhelming Postsplenectomy Infection in a Girl with Hereditary Spherocytosis using Immediate Antibiotic Treatment
  • 症例報告 迅速な治療開始で劇症化を防いだ脾摘後遺伝性球状赤血球症の1例
  • ショウレイ ホウコク ジンソク ナ チリョウ カイシ デ ゲキショウカ オ フセイダ ヒテキゴ イデンセイ キュウジョウ セッケッキュウショウ ノ 1レイ

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抄録

脾臓は人間の免疫機構において重要な臓器である.脾摘後の感染症は重篤化することがあり,OPSI として知られている.我々は遺伝性球状赤血球症で 6 歳時に脾摘を施行され,1 年後に 2 回の高熱を呈した女児を経験した.OPSI を疑い即時に抗生剤治療を開始したところ,症状の悪化を認めることなく退院した.OPSI 予防として,患者に感染予防の重要性の理解を促し,感染が疑われた際には適切な治療を迅速に行うことが重要である.

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参考文献 (18)*注記

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