海綿静脈洞外側壁に発生した奇形腫の1例

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  • Teratoma of the Lateral Wall of the Cavernous Sinus : A Case Report

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抄録

 われわれは海綿静脈洞外側壁に発生した奇形腫の1手術例を経験したので報告する. 症例は21歳の男性. 1カ月前から右眼痛と2週間前から進行する動眼神経麻痺を認めた. 頭部MRIのT1, T2強調画像で海綿静脈洞にmixed intesityの腫瘍を認めたので手術で摘出した. 腫瘍は海綿静脈洞外側壁に存在し, 病理診断はmature teratomaであった. <br> 海綿静脈洞部奇形腫の報告は過去に5例のみであり, 非常にまれである. 海綿静脈洞部に特異なCT, MRI像を呈するこの腫瘍の鑑別や文献的考察を加えて報告する.

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参考文献 (15)*注記

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