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Abstract
エリザベスI世は生涯に非常に多くの肖像画に描かれているが,その中には篩を持って描かれている肖像画が何枚か含まれている。現在シエナに残されているエリザベスの「篩の肖像画」は,画面全体が非常に複雑な寓意を組み合わせて描かれており,そこに見られる服飾もまた,肖像画の意図を示すための重要な役割を果たしている。この意味において,1580年に描かれたシエナの「篩の肖像画」に見られる服飾は,エリザベスI世の晩年の肖像画に顕著である装飾性に溢れた荘厳さを演出するための重要な道具立てとなった最初の例であると言える。女王の手に持たれていた持物としての篩は,1590年頃には,臣下から女王に献上された宝飾品-象徴的な意味をもつ服飾品-のひとつとなって,1590年頃の肖像画にみることができる。
Journal
- Bulletin of Yamaguchi Prefectural University Faculty of Human Life Sciences [List of Volumes]
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Bulletin of Yamaguchi Prefectural University Faculty of Human Life Sciences 25, 29-34, 2000-03-25 [Table of Contents]
Yamaguchi Prefectural University
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