環境配慮型製品のマーケティング戦略 : 普及に向けてメーカーと消費者との接点を探る

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  • The Marketing of Environment-Friendly Product : Finding for the Point of Agreement between

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抄録

現 在、消費者の環境配慮行動は、ゴミ分別収集など廃棄行動では実行されつつあるが、購入・消費行動では、まだ環境意識が行動に結びついていない。モノに囲まれた生活を捨てられない現状を直視すれば、従来型の製品から環境配慮型製品へとシフトするためには、メーカーが消費者に受け入れられる環境配慮型製品をつくることが普及への近道であると考える。そこで本論文では、欧米のようなグリーン・コンシューマーが育っていない日本の市場において、現在の企業・行政によるグリーン購入から一般消費者へ環境配慮型製品を普及させるために、営利組織であるメーカーのマーケティング戦略を考察する。現在の環境マーケティング論の問題点を指摘したうえで、製品コンセプトを重視し、消費者の情報処理能力の有限性に着目する。財本来のニーズと環境配慮を両立するコンセプトによって価格高を可能にするという仮説を検証するため、メーカーに調査を行い、これからの環境配慮型製品に求められるマーケティング戦略を明らかにする。

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