実践的立場からみた戦後教育の総括(4) : 「荒れる」子どもたちの実態(その2)

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  • ジッセンテキ タチバ カラ ミタ センゴ キョウイク ノ ソウカツ 4 アレル コドモ タチ ノ ジッタイ ソノ2

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抄録

1、はじめに : かつて、被差別の側に置かれた子どもたちが、きびしい差別に直面し、教育からも集団からも疎外されて、自らの生きるよすがを追い求める必死の姿があった。しかしそれは、「荒れる」ことでしか表現できない姿として浮上していた。-「かつて」という過去形で書いたけれど、この実態は、現在においても同様である。この子どもたちの実態は、大人の眼から見れば「非行」という言葉で簡単に片付けてしまいがちであるが、子どもたちにしてみれば、被差別の現実から抜け出したい必死のもだえであり、差別教育・差別社会に対する精一杯の抗議抵抗である。……

収録刊行物

  • 人権問題研究

    人権問題研究 1 185-195, 2001

    大阪市立大学人権問題研究会

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