Read/Search this Article
Abstract
プラスチック廃棄物の有効利用の観点から, 熱媒体としてスチールボールを用いた固定床流通式常圧熱分解装置でポリエチレン(以下PEと略記する)の熱分解液化のための基礎研究を行い下記の結果を得た.(1)熱分解して得られる生成物はガス状生成物と液状生成物であった.ガス状生成物はCH_4,C_2H_6,C_3H_8であり, 他にC_4H_10が微量に存在した.液状生成物は主としてC_5〜C_<13>のn-パラフィンとn-オレフィンであった.(2)液化温度は熱媒体による熱供給の効果により異なり, 比較的低温領域(400℃)で液化し, 液化率が84wt%, 550℃では約45wt%であった.ガス状生成物に転化するガス化率は550℃で35wt%であった.(3)分解油の平均分子量は540から160まで変化し, 分解温度550℃では160で, 平均分子量からみれば灯油に相当する油であるが, 沸点範囲が広くガソリン, 軽油分も含まれるものであった.
Journal
- Journal of Nagoya Bunri College [List of Volumes]
-
Journal of Nagoya Bunri College 20, 125-130, 1995-04-01 [Table of Contents]
College of Nagoya Bunri University