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- 立岡 裕士
- 東京都立大学・院
書誌事項
- タイトル別名
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- THE CONTRIBUTION OF THE ASSOCIATION OF JAPANESE GEOGRAPHERS TO THE SOCIAL INSTITUTIONALIZATION OF GEOGRAPHY IN THE PREWAR PERIOD
- センゼンキ ノ ニホン チリ ガッカイ ト チリガク ヒョウロン チリガク ノ
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抄録
日本のアカデミズム地理学の初期段階において日本地理学会が負わされた主たる役割は,コミュニケーションの場を提供することにより地理学の知的・社会的制度化を促進することであった。そこで戦前期の日本地理学会が社会的制度化の進展にどの程度貢献したかという点を明らかにするために,研究者に対する本学会の包摂性と本学会に対する研究者の依存性とを検討した。その結果,次の3点が明らかになった. 1) 会員の構成では当会は1930年代半ばにはある程度全国的な組織となっていた. 2) これに積極的に参加していた者はほとんど東大または文理大の出身者で,東京近在ないしはたかだか東日本の居住者であるが,その一方で全国化の傾向も認められる. 3) 当会が提供した発表の機会は学界全体を覆うほどのものではなく,それに対する会員の依存度も必ずしも高くない.<br> 以上のことから,戦前期の日本地理学会は地理学の社会的制度化にとって一応の貢献はしたが,研究者の相互依存性を著しく高めるにはいたらなかった,と考えられる.
収録刊行物
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- Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron
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Geographical Review of Japa,. Ser. A, Chirigaku Hyoron 60 (8), 516-539, 1987
公益社団法人 日本地理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680401549056
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- NII論文ID
- 110000521264
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- NII書誌ID
- AN1016484X
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- ISSN
- 21851735
- 00167444
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- NDL書誌ID
- 2843080
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可