関東平野諸都市における表面形状と地表面アルベドの関係

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  • The Relationship between Surface Albedo and Surface Structure in the Central Parts of Urban Areas in the Kanto Plain, Japan
  • カントウ ヘイヤ ショ トシ ニ オケル ヒョウメン ケイジョウ ト チヒョウ

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抄録

天空率と建蔽率を都市の表面形状を表わすパラメータとみなし,人口規模の異なる関東平野の諸都市の市街地中心部において,天空率と建蔽率を計測するとともに,1990年11月5日午前10時のLANDSAT/MSSデータから中川・大井(1992)の方法により天空率と建蔽率の計測地点の地表面アルベドを推定した.表面形状と地表面アルベドの対応関係を解析した結果,建蔽率が著しく大きいか小さい場合には市街地中心部の地表面アルベドは相対的に高く,中程度の建蔽率の場合にはキャニオンの効果により著しい天空率依存性が顕在化し,路面から見上げた天空率が小さいほど地表面アルベドが低くなることが見出された.さらに,市街地中心部の天空率と建蔽率が昼間人口密度に強く規定される結果,天空率と建蔽率に強く規定される地表面アルベドもみかけ上昼間人口密度に強く規定されていることが見出された.

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