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Abstract
技術の発展によってメディアの国際化が進展する今日、市民・視聴者の視点からメディアの全体構造を考える必要がある。日本の現状においてはコミュニティーのニーズに応えるメディアが十分に機能していない。この問題点に取り組むための参考資料を得るため、カナダのCATVにおけるコミュニティー番組の実践状況について現地調査を実施した。カナダの実践において最も革新的であったのは、アマチュアのボランティアが、番組制作の技術スタッフとして中核的な役割を果たしていることであった。技術は従来プロフェッショナルの聖域とされ、そのことが放送への市民の参加の上での障害となっていた。最近の機材はコンパクト化され、アマチュアでも訓練を受ければ取扱い可能である。市民ボランティアが技術も含めた制作過程に全面的に参加することにより、市民主導で、しかも安価な番組制作が可能になっている。そしてこの制作方式により、コミュニティー番組が市民のフォーラムとしての機能を持つようになってきている。
Journal
- The journal of American and Canadian studies [List of Volumes]
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The journal of American and Canadian studies 16, 107-124, 1999-03-31 [Table of Contents]
Sophia University