経穴刺激に伴う脳賦活動態の観察 : functional MRIを用いて(<特集>Human PSI Forum "Human Potential Science" Internationl Forum「潜在能力の科学」国際フォーラム : 物理・生理学的アプローチ Joint with 「こころと体の不思議」国際フォーラム 第14回生命情報科学シンポジウム(国際版) 2002年8月22〜27日(木〜火) 於 : 千葉市 幕張新都心 OVTA(オブタ))

• 上田 至宏

  関西鍼灸短期大学 生理学

• 林 功栄

  関西鍼灸短期大学

• 黒岩 共一

  関西鍼灸短期大学

• 樫葉 均

  関西鍼灸短期大学

• 町 好雄

  東京電機大学工学部電子工学科

• 田辺 宏樹

  通信総合研究所・柳田 project

書誌事項

タイトル別名

• Observation of Cerebral Activation by Meridian Point Stimulus : Using Functional-MRI(<Main Topics>Human PSI Forum "Human Potential Science" International Forum : Physical and Physiological Approach Joint with "Mystery of Mind and Body" International Forum and The Fourteenth Symposium on Life Information Science (International Version) 22-27 August 2002, OVTA, Makuhari, Chiba (near Tokyo), Japan)

抄録

鍼灸治療は、刺激部位(経穴)と刺激内容(補瀉、得気等)を主観的に操作し治療を行う感覚刺激療法であると言われている。また近年、鍼灸作用機序における中枢神経の関与が指摘されてきている。これらの考えが正しければ、刺激部位・刺激内容の違い(感覚刺激差)により中枢神経の反応にも違いが生ずるはずである。そこで、(1)刺激部位の違い(手と足、右と左)、(2)刺激内容の違い(痛覚、非得気、得気)等により脳活動にどのような違いが生じるかfMRIを用いて調べた。前者の経穴刺激部位の違いでは、それぞれ刺激部位に対応する感覚野S1の領域に脳賦活が観察された。後者の刺激内容の違いでは、中枢神経系(S1、上側頭回、視床、帯状回、海馬傍回、小脳、島)での反応に優位な違いが観察された。中でも、得気刺激によるS1領域の賦活は、両側性で、得気感覚の有無が大きく影響した。

収録刊行物

• 国際生命情報科学会誌

  国際生命情報科学会誌 20 (2), 480-490, 2002

  国際生命情報科学会

キーワード

• acupuncture
• getting-qi
• meridian points
• f-MRI
• activation

詳細情報

• CRID: 1390282763115288320
• NII論文ID: 110001080255
• DOI: 10.18936/islis.20.2_480
• ISSN: 24240761
• ISSN: 13419226
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2003085150
• 本文言語コード: en
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可