9. 口腔癌患者のケアにおける口腔感覚・摂食機能の意義 : 食べる喜びと人生について(<総説特集>おいしさと健康)

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タイトル別名
  • Importance of oral sensoly function and eating for patient with oral cancer : Pleasure of eating and life.
  • 口腔癌患者のケアにおける口腔感覚・摂食機能の意義--食べる喜びと人生について
  • コウクウガン カンジャ ノ ケア ニ オケル コウクウ カンカク セッショク キノウ ノ イギ タベル ヨロコビ ト ジンセイ ニ ツイテ

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抄録

癌治療とりわけ治療域を超えて進行した場合の終末期医療は、文字どおり人生の重要な局面をむかえる時期における医療となるが、口腔感覚・摂食機能の面からは、「おいしさ感覚」・嗜好性の充足から表出される陽性情動とポジティブな精神神経免疫学的相関への期待は大きい。この問題は一方では個人のパーソナリティの尊重という観点からの生命倫理(生の「質」)の領域にも発展する。口腔感覚・摂食機能から導かれる「おいしさ感覚」、食べる喜びは、生活環境要因や嗜好性等の個人差に影響を受けるものの、癌治療等人生の重要な時期における医療を考えるうえでも看過できないことを、口腔癌症例や患者アンケート調査をもとに提示した。

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参考文献 (28)*注記

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