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Abstract
人間を対象としたニオイの記憶の研究は、主に顕在的な再認記憶課題を用いて行われてきた。ここではニオイの短期及び長期再認記憶に関する研究を概観し、今後の研究発展が期待される潜在記憶について触れ、さらにニオイの情報処理過程、特に記憶に関与する脳内部位を記述した。ニオイの記憶は他の感覚記憶とは異なって、保持時間や言語的符号化の影響を受けにくいことが報告されていたが、最近の研究ではニオイの記憶は他の感覚同様に時間による干渉を受けることや、ニオイの符号化には嗅覚的符号化と言語的符号化が関わっていることが示唆された。臨床データや脳機能研究からは、前頭葉眼窩回や側頭葉での高次レベルの嗅覚情報処理が示唆されている。
Journal
- The Japanese journal of taste and smell research [List of Volumes]
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The Japanese journal of taste and smell research 4(2), 117-123, 1997-08 [Table of Contents]
The Japanese Association for the Study of Taste and Smell