摂食障害に対する医療現場の実情と今後わが国で望まれる治療システムの提言 : 第2報

書誌事項

タイトル別名
  • The Present Medical System for the Treatment of Eating Disorders in Japan and Proposals for Future Improvements
  • 資料論文 摂食障害に対する医療現場の実情と今後わが国で望まれる治療システムの提言(第2報)
  • シリョウ ロンブン セッショク ショウガイ ニ タイスル イリョウ ゲンバ ノ ジツジョウ ト コンゴ ワガクニ デ ノゾマレル チリョウ システム ノ テイゲン ダイ2ホウ

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抄録

摂食障害の増加に対し本邦での対応は遅れており, 治療システムの構築が必要である.実態の把握のため, 精神科医, 開業医, 心療内科医の医師にアンケートを行い, 769名から回答を得た.その結果にわれわれの見解も加え報告した.治療施設の拡大が必要である.日本の保険医療制度にマッチした治療指針が望まれる.専門医が不足しており, 病態レベルに応じた治療の役割分担が必要である.家族療法の充実, 集団療法, 自助グループ, 栄養指導, 歯科的問題, 一般への啓蒙, 地域での支援なども今後の課題である.チーム医療が重要であり, そのため看護婦, 心理療法士, 栄養士など現場スタッフのトレーニングも積極的に推進されるべきである.

収録刊行物

  • 心身医学

    心身医学 41 (7), 549-556, 2001

    一般社団法人 日本心身医学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (7)*注記

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