抗デオキシニバレノールモノクローナル抗体の作製と酵素サイクリング法を利用した高感度ELISAの確立

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タイトル別名
  • PRODUCTION MONOCLONAL ANTIBODIES AGAINST DEOXYNIVALENOL AND DEVELOPMENT OF A HIGH SENSITIVE ELISA USING ENZYME AMMPLIFICATION
  • コウ デオキシニバレノール モノクローナル コウタイ ノ サクセイ ト コウソ サイクリングホウ オ リヨウシタ コウカンド ELISA ノ カクリツ

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抄録

DON-HG-BSAで免役したマウスの脾臓細胞とミエローマ細胞を融合することにより、5つの抗DONモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ(DON、1-5)を樹立した。HRP/MBZ法において、DON.1とDON.3抗体を用いた場合100ng/mlのDONの検出が可能であった。また、酵素サイクリング法を導入したALP/NADP法では、5ng/mlのDONの検出が可能であり、20倍の高感度化に成功した。酵素サイクリング法が競合的ELISAでも高感度化で有用なことを明らかにした。ALP/NADP法では、ほとんどクリーンナップ操作を行うことなく裸麦および小麦中のDONを50ng/gまで測定できた。本ELISAのDONの汚染調査に有効である手法であると期待された。

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