アクリルアミドはラット小脳におけるクレアチンキナーゼ発現に明らかな影響を及ぼさない

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タイトル別名
  • Acrylamide Does Not Cause Apparent Changes in Genetic Expression of Creatine Kinase in Rat Cerebellum

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抄録

アクリルアミドはラットやマウスの脳内クレアチンキナーゼ(CK)活性を抑制する. しかし, 脳内のCK発現への影響についてはこれまで調べられていない. そこで, CKmRNAとその蛋白レベルを各々RT-PCRとウェスタンブロッティングにより検討した. その結果, 明らかな神経症状を示すアクリルアミド中毒ラットモデル(50mgアクリルアミド/kg/日, 8日間, 腹腔内投与)の小脳において, 細胞質CK(Bサブユニット)およびミトコンドリアCK(ユビキタス型)mRNAとBサブユニット蛋白レベルのいずれも明らかな変化は認められなかった.

収録刊行物

  • Journal of UOEH

    Journal of UOEH 26 (1), 51-57, 2004

    学校法人 産業医科大学

被引用文献 (1)*注記

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