石炭フライアッシュ粒子のラットへの長期吸入暴露による肺および肺門リンパ節に滞留している粒子の大きさ

• 田中 勇武

  産業医科大学産業生態科学研究所労働衛生工学教室

書誌事項

タイトル別名

• Particle Size Distributions in Lungs and Bronchopulmonary Lymph Nodes Due to Long-Term Exposure to Coal Fly Ash Aerosol in Rats

抄録

ウィスター系雄性ラットを用いて石炭フライアッシュ粒子を吸入暴露し, 肺および肺門リンパ節に滞留する粒子の大きさについて実験的に調べた. 暴露は1日7時間, 週5日で1年間行った. 1日平均の暴露濃度は1.7±0.4mg/m³であった. 肺および肺門リンパ節に滞留したフライアッシュ粒子は, 低温灰化法で処理した後, 電顕によってその直径を計測した. その結果, 幾何学径で2.3μm以下の粒子は肺から肺門リンパ節へ移行することが認められた.

収録刊行物

• Journal of UOEH

  Journal of UOEH 9 (4), 361-367, 1987

  学校法人 産業医科大学

キーワード

• aerosol
• coal fly ash
• deposition
• clearance
• inhalation

詳細情報

• CRID: 1390001205087303680
• NII論文ID: 110001260682
• DOI: 10.7888/juoeh.9.361
• ISSN: 21872864
• ISSN: 0387821X
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/juoeh/9/4/9_KJ00002505761/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1988162920
• 本文言語コード: en
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可