対照例における皮膚振動覚, 冷覚閾値の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Cutaneous Vibration and Thermal-Cooling Threshold in Control Subjects

この論文をさがす

抄録

右示指末節の手掌面(以下手指)と右足の母指末節の足底面(以下足指)の皮膚振動覚および冷覚閾値を, 知覚障害が自覚的かつ神経学的に認められない13歳から83歳の男・女計70名について, Vibration Sensitivity TesterおよびThermal Sensitivity Tester (Sensortek, USA)を用いて測定した. 手指の振動覚および冷覚閾値, 足指の振動覚閾値は加齢とともに有意に増大した. 70名の測定閾値に基づいて, 各年代毎に予測振動覚および冷覚閾値の95%信頼限界の上限および下限値を得た. これらの値は, 神経内科学領域のみならず, 産業医学領域においても, 皮膚知覚閾値定量的評価法の臨床応用の基礎となる.

収録刊行物

  • Journal of UOEH

    Journal of UOEH 10 (3), 283-287, 1988

    学校法人 産業医科大学

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ