ヒト腹直筋鞘弓状線の位置と形状

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タイトル別名
  • Position and Shape of the Arcuate Line of the Rectus Sheath in Humans

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抄録

解剖学用語(PNA)では, 弓状線は腹直筋鞘後葉と腸骨にあるが, 本研究は腹直筋鞘後葉にある弓状線の位置とその形状について, 行われたものである. 研究対象は男性23体, 女性3体, 合計26体である. 弓状線の位置と形状には, かなりの変異が認められた. すなわち, その最も高い位置は臍から下方へ1.7cmで, 後葉が恥骨結合に直接結合する場合が1例観察された. 最も多く出現するのは, 臍から下方へ7cmから12cmまでの距離の間にあり, 88%に出現する. また, 上下2本の弓状線を左右両側にもった重複弓状線が2例認められた.

収録刊行物

  • Journal of UOEH

    Journal of UOEH 2 (2), 159-162, 1980

    学校法人 産業医科大学

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