当院における原発大腸癌症例の臨床的分析と治療の問題点

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  • CLINICAL ANALYSIS OF THE PATIENTS WITH PRIMARY COLORECTAL CANCER IN OUR HOSPITAL AND PROBLEMS IN TREATMENTS

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抄録

1970年8月より1984年1月までの13年6ヵ月間に,当院外科で取り扱った原発大腸癌症例223例の臨床的分析による治療上の問題点を,初発症状,多発癌,早期癌,若年者癌,病期分類別生存率,術後補助化学療法別生存率を主とした観点で検討した.その結果,1)sm大腸癌はポリープ型,高分化,断端浸潤陰性,脈管侵襲陰性の場合はポリペクトミーでよい.2)5年生存率では,臨床病期IIとIII,Astler-Coller分類B_1とB_2の間に明瞭な差が認められた.3)切除症例の術後補助化学療法別生存率の検討より,早期大量投与の効果と長期連用投与の必要性が示唆された.

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