残胃のリンパ流ならびに残胃の癌のリンパ節転移の検討

被引用文献3件

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タイトル別名
  • LYMPHATICS AND LYMPH NODE METASTASIS IN CARCINOMA OF THE REMNANT STOMACH

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抄録

残胃のリンパ流および残胃の癌のリンパ節移転を RI リンフォグラフィーと残胃の癌治癒切除例で検討した, 残胃のリンパ流は左胃動脈・脾動脈, 左下横隔膜動脈に沿うものが主体で胃癌取り扱い規約による1群2群が等価値となり, 3群よりも4群リンパ節との関連が深い, B1 法の胃・十二指腸吻合部位近傍では (12) (13) (14V) が, B2 法の胃・空腸吻合部位近傍では (14V) へのルートがある. 食道胃接合部を越え食道浸潤を有する例では1・2群に加え左下横隔膜動脈周囲・縦隔リンパ節郭清が必要である. 以上より残胃癌では癌占居部位・再建法を考慮した合意的かつ重点的なリンパ節郭清必要である.

収録刊行物

  • 日消外会誌

    日消外会誌 17 1814-1819, 1984

    一般社団法人日本消化器外科学会

被引用文献 (3)*注記

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