食道癌の随伴病変に関する臨床病理学的検討  その実態と臨床的意義を中心に

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  • CLINICOPATHOLOGICAL ANALYSIS ON INTRAEPITHELIAL AND INTRAMURAL
  • その実態と臨床的意義を中心に

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抄録

胸, 腹部食道癌切除例104例を対象として, 食道癌の随伴病変の実態と臨床的意義を中心に, 臨床病理学的検討を加えた.<BR>随伴病変は肉眼所見, ルゴール染色所見, 組織学的所見より, (1) 孤立不染帯, (2) 多発病巣, (3) 上皮内伸展病変, (4) 壁内転移に大別でき, さらに, 上皮内伸展病変は範囲と長さからie1, ie2, ie3に, 壁内転移は肉眼形態, 組織学的所見よりtype 1, type 2, type 3に亜分類が可能であった.<BR>随伴病変により, 複雑な発育, 進展を示す食道癌の生物学的特性の一端をみることができる.また, その診断や判定にルゴール染色法は極めて有用な補助手段である.

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