乳酸菌による肝膿瘍の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Liver Abscess Caused by Lactobacillus
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抄録
乳酸菌によるまれな肝膿瘍を経験したので若干の文献的考察を行い報告する.症例は68歳女性で胃癌にて胃亜全剔術,郭清および胆嚢摘出術,術中胆道造影を受け4か月後,発熱と右側胸部痛を主訴に入院となった.胸部X線で右胸水を認め,腹部超音波検査では肝の後区域に円い低エコー病変を認めた.X線computed tomography(CT)でも超音波と同じ部位に辺縁が高濃度で中心が低濃度の不均一な円い病変を認め辺縁が造影剤により増強された.血液検査で白血球増多とC-reactive protein(CRP)上昇をみとめ肝膿瘍と診断された.抗生剤による保存的療法を施行したが効果なく,第6病日超音波誘導下による経皮的穿刺ドレナージ術を行った.穿刺液の内容は白色の膿であり,Lactobacillus catenaformeが培養同定された.約1か月間のドレナージにて全治退院した.
収録刊行物
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- 日本消化器外科学会雑誌
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日本消化器外科学会雑誌 23 (10), 2400-2404, 1990-10-01
一般社団法人日本消化器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573950401687271424
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- NII論文ID
- 110001310303
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- NII書誌ID
- AN00192066
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- ISSN
- 03869768
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles