他臓器がんの重複をみた大腸がん手術例の検討  自験例11例と本邦文献例165例の分析

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タイトル別名
  • ANALYSIS OF OPERATED CASES OF LARGE INTESTINAL CANCER ACCOMPANIED BY CANCER OF OTHER ORGAN
  • 自験例11例と本邦文献例165例の分析

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抄録

他臓器重複大腸癌の手術例について自験例11例と本邦文献例165例を収集し, 臨床統計的に分析して次の主な結果を得た.<BR>1.最近症例数は増加しており, 他臓器先行重複大腸癌25.6%, 同時性重複大腸癌55.1%, 大腸癌先行重複癌19.3%となっていた.<BR>2.他臓器癌の種類は他臓器重複胃癌と同様, 日本人に多い癌, 臨床度の高い癌が上位をしめした.<BR>3.大腸癌先行重複癌は他に比べて特異的で, 大腸癌手術時年齢で男は7歳以上若く, 単発性の比率が減少し, 大腸癌を最多とする悪性腫瘍の遺伝負荷は高率だった.したがって異時性重複は他臓器先行と大腸癌先行をわけて取り扱い検討した.

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