上腸間膜動脈根部における腸リンパ遮断の病態, 特に消化吸収機能についての実験的研究
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- 宮崎仁見
- 金沢大学第2外科 (指導 宮崎逸夫教授)
書誌事項
- タイトル別名
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- EXPERIMENTAL STUDY ON ABSORPTIONAL FUNCTION AFTER BLOCKAGE OF INTESTINAL LYMPHATICS AROUND THE ROOT OF SUPERIOR MESENTERIC ARTERY IN DOGS
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抄録
腸リンパ本幹を遮断した雑種成犬31頭を用いて, 消化吸収機能を中心に検索した. 腸リンパ遮断により激しい水様性下痢を呈し, 2週で25%の体重減少を示した. ^<131>I-triolein 試験, PFD 試験 (Pan-creatic Function Diagnostant), D-xylose 試験でそれぞれ14%, 40.5%, 1.18g とすべてに障害を示した. 組織学的に小腸中心乳び管の拡張は明らかであったが走査電顕による徴繊毛の変化, 小腸粘膜二糖類分解酵素活性の変化は軽微であった. 以上より, 腸リンパ本幹遮断は種々の栄養素の消化吸収障害を来たし, その機序は吸収細胞の変化より, むしろリンパのうっ滞に起因した転送障害によることが強く示唆された.
収録刊行物
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- 日消外会誌
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日消外会誌 16 583-592, 1983
一般社団法人日本消化器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572824501691955200
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- NII論文ID
- 110001359951
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- NII書誌ID
- AN00192066
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- ISSN
- 03869768
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles