Interleukin-2 と mitomycin C, 5-fluorouracil のリザーバー肝動注により complete remission を得た胃癌肝転移の1例 A Case of Complete Remission of Multiple Liver Metastases from Gastric Cancer by the Treatment of Intrahepatic Infusion of Interleukin-2 (IL-2) with Mitomycin C (MMC) and 5-Fluorouracil (5-FU) Through a Subcutaneous Port

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

胃癌術後の多発性肝転移に対し interleukin-2 (IL-2), mitomycin C (MMC), 5-fluorouracil (5-FU) による肝動注療法を施行し complete remission (CR) を得た1例を報告する.症例は54歳の男性で,単発性肝転移を有する食道浸潤噴門部胃癌のために食道下部胃全摘, 肝部分切除術を施行. 術後6か月目に多発性肝転移が発見されたため肝動注カテーテルを留置し,リザーバーより IL-2 (80万単位) と 5-FU (250mg) を連日2時間かけてポンプ注入, MMC (4mg) を週1回の割合で3週間投与したところ, 1か月目より著効を認め, 肝動脈造影と肝 CT にて腫瘍陰影の消失を認めた. その後, 維持療法として通院でリザーバー肝動注 (IL-2 : 200万単位と 5-FU : 250mg を週2回, MMC 4mg を週1回) を6か月続行し, 新病巣の出現なきことを確認した後, 治療を修了した. 現在治療開始後1年以上を経過したが, 1年後の肝 CT にても再発を認めず, 元気に社会復帰を果たしている.

収録刊行物

  • 日本消化器外科学会雑誌

    日本消化器外科学会雑誌 25(12), 2978-2982, 1992-12-01

    一般社団法人日本消化器外科学会

被引用文献:  2件中 1-2件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110001360205
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00192066
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    雑誌論文
  • ISSN
    03869768
  • データ提供元
    CJP引用  NII-ELS 
ページトップへ