書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Co and Ni on the Electrochemical Behavior of Rust Formed on the Low Alloy Steels in Cyclic Wet and Dry Environment
- 表面処理・腐食 乾湿繰り返し環境において低合金鋼に形成されるさびの電気化学的特性に及ぼすCoおよびNiの影響
- ヒョウメン ショリ フショク カンシツ クリカエシ カンキョウ ニ オイテ テイゴウキン コウ ニ ケイセイ サレル サビ ノ デンキ カガクテキ トクセイ ニ オヨボス Co オヨビ Ni ノ エイキョウ
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抄録
塩化物を含む乾湿繰り返し試験を行い,Co添加鋼およびNi添加鋼に生成した鉄さびの形成状態と電気化学的特性を解析した。<BR>(1) 塩化物を含む乾湿繰返し試験では,炭素鋼に比較して,CoやNiを1~3%添加した低合金鋼の腐食量は少なく,耐食性に優れている。<BR>(2) Co添加鋼では,Coは主に3価の酸化物としてFeOOHに含有することがEPMAおよびTEMにより示される。また,Ni添加鋼では,Niは主に2価の酸化物として(X線的には検出されない)スピネル系酸化物に含有することがXPSおよびTEMにより示される。<BR>(3) 交流分極測定から,さびの構造を反映する抵抗成分(Rrust)を求めると,Co添加鋼では,さび形成の初期よりRrustが大きな値を示すのに対して,Ni添加鋼では初期のRrustは小さいがさび形成とともにRrustが非常に大きくなる。これは,鉄さびの大部分をしめるFeOOHに含有するCoはさび形成の初期より塩分の透過を防ぐ働きを向上させる効果を示し,また,スピネル系酸化物に含有するNiは内層さびの緻密性を向上させる作用を示し,内層の形成に従って効果が大きくなることに起因すると判断される。
収録刊行物
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- 鉄と鋼
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鉄と鋼 86 (2), 111-115, 2000
一般社団法人 日本鉄鋼協会
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キーワード
詳細情報
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- CRID
- 1390001205216032384
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- NII論文ID
- 110001457166
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- NII書誌ID
- AN00151251
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- ISSN
- 18832954
- 00211575
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- NDL書誌ID
- 4969963
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可