携帯用自記風向風速計の試作

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  • A portable self-recording anemometer and anemoscope

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抄録

For the fixation of coastal dune s it is essential to know the distribution of velocities and directions of wind on the dunes. In winter, howevqr, it is difficult to carry out the necessary field work owing to inclemency of weather, spray of waves, moving sands, driving snow, etc. For this reason the instruments used should be self-recording, but existing types of portable anemometers and wind-vanes are not self-recording, while self-recorders are massive and unwieldy. To remedy the situation, a portable self-recording anemometer and anemoscope has been designed and built, the construction of which is shown in Fig. 1.

海岸砂防工事に関する研究上の基礎資料として, 海岸砂丘各部の風向および風速の分布を観測するにあたつて, 多くの地点について同時観測するだけの人員器材を得ることが容易ではなかつたので, やむなくある基準点の風向風速を連続的に測定する一方, 各地点に移動観測して同時刻のものを比較対照する方法を取つたが, この場合の基準点を地形に影響されることの最も少いと考えられる波打際附近に定めたために, 冬季にはきびしい気象條件下で波しぶきを浴びながらの作業となり, 市販の風向風速計とストップウオツチを用いる方法では非常な忍耐を要するのみならず, 過誤が多くなつたので, 第1図に示す様な自記計を試作してみた. 原理的に特に新らしい所があるわけではなく, なお諸種の改良すべき点を持つてはいるが, この型式のものは未だ用いられていない様であるし, 風の微気象的研究には相当の利用価値があると思われるのと, 自作もそう困難ではないのとで, ここに紹介することにした.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390572174790795136
  • NII論文ID
    110001496324
  • NII書誌ID
    AN0005519X
  • DOI
    10.15017/21237
  • HANDLE
    2324/21237
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles

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