口腔原発扁平上皮癌のα-カテニンの発現減弱は予後と関連する

• 榊 敏男

  大阪歯科大学口腔外科学第2講座

• 田村 功

  大阪歯科大学生化学講座

• 和唐 雅博

  大阪歯科大学口腔病理学講座

• 白数 力也

  大阪歯科大学口腔外科学第1講座

• 森田 章介

  大阪歯科大学口腔外科学第2講座

• 覚道 健治

  大阪歯科大学口腔外科学第2講座

• 田中 昭男

  大阪歯科大学口腔病理学講座

• 榊 [テツ]也

  大阪歯科大学生化学講座

書誌事項

タイトル別名

• Decreased expression of α-catenin in primary oral squamous cell carcinomas correlates with poor prognosis of patients

抄録

78例の口腔原発扁平上皮癌生検組織からα-カテニンを抽出し, その発現性をウエスタンブロッティングで分析し, α-カテニンの発現パターンと患者の予後との関連を検討した.Reduced typeのα-カテニン発現は, 所属リンパ節非転移例に比べて転移例で有意に高かった.また, reduced typeのα-カテニン発現を示す症例の累積生存率はpreserved typeの発現を示すものより有意に低かった.このような結果は, α-カテニンの分析は口腔癌治療におけるリンパ節転移の予測や予後の推測の一助になることを示している.

収録刊行物

• 歯科医学

  歯科医学 63 (3), 199-203, 2000

  大阪歯科学会

キーワード

• Alpha-Catenin
• Lymph nodes
• Lymphatic metastasis
• Prognosis
• Carcinoma, squamous cell
• Mouth neoplasms

詳細情報

• CRID: 1390001204209139328
• NII論文ID: 110001724724
• NII書誌ID: AN00099810
• DOI: 10.18905/shikaigaku.63.3_199
• ISSN: 2189647X
• ISSN: 00306150
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2001031233
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可