水稲根系からの出液中に含まれるサイトカイニン (t-ZR) 含有量と栽培条件との関連性

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タイトル別名
  • Relationship between Cytokinin (t-ZR) Content in the Bleeding Sap and Cultivated Conditions of Paddy Rice
  • スイトウ コンケイ カラ ノ シュツエキ チュウ ニ フクマレル サイトカイニン t ZR ガンユウリョウ ト サイバイ ジョウケン ト ノ カンレンセイ

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抄録

水稲根系からの出液速度および出液中に含まれるサイトカイニン(t-ZR)含有量を酵素抗体法(ELIZA法)を用いて定量した.有機資材を連続施用した圃場のコシヒカリは, 出穂期におけるサイトカイニン含有量が高い傾向を示した.長野県伊那市の多収コシヒカリではサイトカイニン含有量が高く, 根の活力は高いものと考えられる.最高分げつ期前後の出液速度と茎数および地上部乾重との間には, 有意な正の相関関係が認められた.出液速度と株間の根乾重との間に, 有意な相関関係は認められなかった.塩粳48号とコシヒカリとの間には, サイトカイニン含有量に関して品種間差異が認められた.

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