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Abstract
最近九州における水稲の生産力が停滞的であると養われ或は後退性が云々されているが,叉一方東北地方の発展的な動きも注目されており,この両者が極めて対照的であることが各方面から指摘されている。このことは農業技術的にすなわち水稲栽培技術上から検討すべきは当然であり,現に,たとえば保温折衷苗代の効果や農業薬剤,資材の発達普及に伴って,九州でも早期栽培の形で増收が期待されつつあるが,水稲の生産力の問題は,国民経済的に食糧需給の面からは勿論,個々の農家経済の立場からも極めて重大な意味をもっている。しかもこれは現在までにも重要な課題として,農業政策の根本問題となっており,いろいろ論議されて来たが,今後は更にその重要性を加重せんとしている。それ故技術的にもこの際改めて考察すべきものと思われる。その意味で,九州における最近の水稲の生産力をマクロ的に取りまとめ,このテーマについての検討の参考資罪斗としたい。
Journal
- Report of the Kyushu Branch of the Crop Science Society of Japan [List of Volumes]
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Report of the Kyushu Branch of the Crop Science Society of Japan (12), 43-46, 1958-05-01 [Table of Contents]
The Crop Science Society of Japan