ダイズにおける対生葉の出現について : 第2報 対生葉の出現が初期生育に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Studies on phenomena o fopposite phyllotaxis in soybean trifoliolate leaves II.The effects of appearance of opposite phyllotaxis on early growth
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抄録
ダイズの本葉が対生化する現象が多くみられる。幼植物を用い,本葉が対生化するという形質が初期生育の促進をもたらすことを明らかにした。1.対生個体は正常個体に比べ,主茎葉数,葉面積,葉身重,葉柄重,茎重,全重(個体乾物重)が大きくなる傾向が観察された。2.対生個体の各タイプについて比較すると,対生IIIは対生Iより葉面積,乾物重などで劣ったが,主茎長の増加はほとんどみられなかった。3.出葉経過から対生葉の出現の影響を追跡すると,初期より対生個体において主茎葉数は大きく、出葉速度にほとんど差はなかったが,出葉停止時期以後は,対生葉出現の効果は打ち消されることもあった。
収録刊行物
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- 日本作物学会九州支部会報
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日本作物学会九州支部会報 110-112, 1988-12-15
日本作物学会九州支部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1540291245393626112
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- NII論文ID
- 110001785782
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- NII書誌ID
- AN00387586
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDL-Digital
- CiNii Articles