夏ダイズ種子の発芽不良に関する生理化学的研究 : 第2報 低温による発芽不良個体の発生とその原因について

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抄録

1.夏作種子では,低温条件に遭遇したとき,とくに著しい発芽不良が生じる。2.それは単に長期間土中にあって,罹病腐敗しやすいためだけでなく,低温条件そのものが直接的な原因になっている一面がある。3.発芽不良個体の特徴として,茎根部の肥大・キレツと発根不良が伴なうが,その発現は低温条件下の発芽で著しい。4。九州88号など,北見長葉を父とする系統では,子葉における特徴的な障害が認められ,低温,無防除条件下での発芽で種子の著しい腐敗原因になっている。

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