伝染源の投入や散水の有無がオオムギ雲形病罹病程度に与える影響

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タイトル別名
  • Effect of the Inoculation Time and Sprinkling on Infection Rate of Barley Scald in Field Test
  • デンセン ゲン ノ トウニュウ ヤ サンスイ ノ ウム ガ オオムギ クモガタビョウリビョウ テイド ニ アタエル エイキョウ

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抄録

オオムギ雲形病の圃場検定法について検討するため, 伝染源の投入時期と出穂前の散水処理が圃場罹病程度に与える影響について調べた.散水処理の有無と罹病程度に有意差は認められなかった.また, 積雪前の12月に罹病葉を伝染源として圃場に投入した区の罹病程度は, 消雪後に伝染源を投入した春投入区, 薬剤散布区, 対照区と比べて, 3月中旬から5月中旬のすべての調査日において有意に高かった.したがって, オオムギ雲形病の圃場検定を行うにあたっては, 伝染源を積雪前に投入することが重要で, 春先の散水を行う必要性は低いものと考えられる.

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