カラムクロマトグラフィー(有機化学基礎実験技術)(<特集>化学教育の進め方 IV : 明日のための大学における化学教育 (その 2))
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- 西浜 忠明
- 東京大学理学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Column Chromatography
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抄録
数成分の混合物からある成分を純粋に取り出すことが化学実験では重要な部分を占めている。分離の方法としては普通, 蒸留, 再結晶, 昇華などがあるが, これらの方法では分離できなかったり, 試料が少量のため分離できても収率が低いことが多い。カラムクロマトグラフィーはこのような場合に非常に有効な方法である。欠点としては揮発性の高い物質, 水および空気に不安定な物質の分離は装置, 取り扱いの面できわめて難問が多く, 通常は他の方法をもちいなければならない。また多量の溶媒を使い, 操作に時間がかかること, 吸着剤が高価なことなど多量の試料の分離には不適当な方法であって, 試料の量は数グラム以下が普通である。カラムクロマトグラフィーを分類するとつぎの四種類がある。1吸着クロマトグラフィー2分配クロマトグラフィー3イオン交換クロマトグラフィー4分子ふるいクロマトグラフィー
収録刊行物
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- 化学教育
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化学教育 18 (4), 316-318, 1970
公益社団法人 日本化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206096959744
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- NII論文ID
- 110001821620
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- ISSN
- 24326542
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可