書誌事項
- タイトル別名
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- Marie-Bamberger syndrome a case report
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抄録
症例は68歳男性. 胸部異常陰影を指摘される4ヵ月前より乾性咳嗽と両側の下腿浮腫, 関節痛が出現, また指趾のバチ状指を自覚するも放置していた. 健康診断で胸部異常陰影を指摘され当科を受診, 左下葉肺腺癌と診断した. 骨シンチグラムでは両大腿骨, 頸骨の骨皮質に沿った線路状の病的集積像を認め, 肺癌に伴ったMarie-Bamberger症候群と診断した. 左下葉切除後より膝関節痛は消失, 下腿浮腫も軽減した. 指趾のバチ状指や関節炎症状等を認めた際には, 常に本症を鑑別疾患の1つにおいて精査を進めていくことが重要である.
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 19 (5), 661-664, 2005
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204362123520
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- NII論文ID
- 110001876714
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- NII書誌ID
- AN10467885
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可