広背筋に発生した平滑筋肉腫の1例

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タイトル別名
  • A case of leiomyosarcoma arising from latissimus dorsi muscle

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抄録

症例は67歳男性. 右背部腫瘤に気付き, 他院にて生検後, 平滑筋肉腫と診断され, 精査加療目的に当科紹介入院となった. 胸部CT, MRIにて腫瘍の大きさは20×15mmで, 右広背筋に局在すると判明した. 手術は, 頭側に5cm, 尾側に10cmの距離を取り, 広範筋筋膜と前鋸筋を含めて切除した. 術後, 50Gyの放射線療法を追加した.<br>平滑筋肉腫は, 主に後腹膜や腸間膜に発生し, 皮膚や皮下組織に発生するものはまれである. 今回我々は, 広背筋に発生したまれな平滑筋肉腫の1例を経験した.

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参考文献 (17)*注記

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