カワラノギクの種子生産に与える花粉親の数と自殖の効果 : 個体群復元のための人工授粉法の検討

• 渡辺 敦子

  東京大学大学院農学生命科学研究科

• 鷲谷 いづみ

  東京大学大学院農学生命科学研究科

書誌事項

タイトル別名

• The Effect of Self- and Multiparental Pollination and the Number of Pollen Donors on the Seed Set of Aster kantoensis : Examination of a Hand Pollination Method for Population Restoration Programs
• カワラノギク ノ シュシ セイサン ニ アタエル カフン オヤ ノ カズ ト ジショク ノ コウカ コタイグン フクゲン ノ タメ ノ ジンコウジュフンホウ ノ ケントウ

抄録

本研究では,絶滅危惧植物であるカワラノギク(Aster kantoensis)の種子生産に与える花粉親の数と自殖の効果を,人工授粉による実験を通じて検討した.カワラノギクの花粉親の数が増えるにつれて遺伝的多様性が確保され,種子生産が増加した.実験の結果とカワラノギクに関する既知の繁殖生態学的特性をふまえて,播種や実生の導入に基づく個体群復元に資するための人工授粉の応用的手法を提案した.

収録刊行物

• 保全生態学研究

  保全生態学研究 8 (1), 3-9, 2003

  一般社団法人 日本生態学会

キーワード

• カワラノギク
• 種子生産
• 人工授粉
• 遺伝的多様性
• 個体群復元

詳細情報

• CRID: 1390282680184994432
• NII論文ID: 110001888715
• NII書誌ID: AA11857952
• DOI: 10.18960/hozen.8.1_3
• ISSN: 24241431
• ISSN: 13424327
• NDL書誌ID: 6785029
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6785029
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用可