書誌事項
- タイトル別名
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- Spin Fluctuations and High Temperature Superconductivity.
- スピン ユラギ ト コウオン チョウデンドウ
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抄録
高温超伝導発見直後の狂乱怒濤の時代から既に10年が経過したが, その機構の理解について研究者の間で完全な理解が形成されたとは言い難い. さまざまな提案がなされ, 時代の変遷を経て絞られてきたなかで, スピンゆらぎによる機構は, わが国の研究者が重要な貢献をしてきた考え方の一つである. その特徴は, 超伝導転移温度以上でのいわゆる「異常な正常相」と, 紅余曲折を経て次第に実験的に確かになりつつあるd波超伝導状態を一貫して理解できる点にある. スピンゆらぎによる超伝導の機構について現在の到達点を要約し, 今後に残された問題点について考える.
収録刊行物
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- 日本物理学会誌
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日本物理学会誌 52 (6), 422-429, 1997
一般社団法人 日本物理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205405131904
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- NII論文ID
- 110002077834
- 130004180804
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- NII書誌ID
- AN00196952
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- ISSN
- 24238872
- 00290181
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- NDL書誌ID
- 4226632
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可