直腸肛門奇形に伴なった陰茎前位陰嚢の1例

• 千葉 庸夫

  国立仙台病院小児外科

• 志賀 千鶴子

  国立仙台病院小児外科

• 菊地 百合子

  国立仙台病院小児外科

書誌事項

タイトル別名

• Prepenile Scrotum with Anorectal Malformation : Report of a Case.

抄録

陰茎前位陰嚢は比較的稀な疾患で外陰部や泌尿器系の合併奇形を有することが多い.本報告例は直腸肛門奇形,二分陰嚢を伴った11ヵ月不完全型の陰茎前位陰嚢例で,手術により良好な外観を得ることが出来た.直腸肛門奇形を合併した陰茎前位陰嚢例は本邦で13例報告されており,その他の合併奇形としては尿道下裂7例,二分陰嚢5例,直腸尿道瘻または会陰瘻3例,食道閉鎖症1例などがみられる.程度や合併奇形により手術法は異なるがいずれの例も満足すべき外観が得られている.

収録刊行物

• Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons

  Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 30 (6), 1124-1127, 1994

  特定非営利活動法人 日本小児外科学会

キーワード

• 尿道下裂
• 直腸肛門奇形
• 陰茎前位陰嚢
• 二分陰嚢

詳細情報

• CRID: 1390282679791630464
• NII論文ID: 110002106283
• DOI: 10.11164/jjsps.30.6_1124
• ISSN: 21874247
• ISSN: 0288609X
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1995113492
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可