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- 中田 雅弘
- 聖マリアンナ医科大学第3外科
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- 中田 幸之介
- 聖マリアンナ医科大学第3外科
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- Kawaguchi Fumio
- 3rd Department of Surgery, St.Marianna University School of Medicine:Division of Pediatric Surgery, St.Marianna University School of Medicine
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- 保尊 正幸
- 聖マリアンナ医科大学第3外科
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- 寺田 淳
- 聖マリアンナ医科大学薬剤部
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- Yamate Noboru
- Department of Pharmacy, St.Marianna University School of Medicine
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- 串田 一樹
- 昭和薬科大学物理学
書誌事項
- タイトル別名
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- Supplemental Therapy for Selenium Deficiency in Children Undergoing Long-term Parenteral Nutrition
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抄録
長期経静脈栄養施行中の患児2例に血漿中セレン濃度の異常低値を認めた.これらの症例に対しセレン製剤の補充療法を行い,各種セレン指標を経時的に測定した.両症例の血漿中セレン濃度は投与開始4週後に基準値に復したが,赤血球中セレン濃度は回復に16週を要した.グルタチオンペルオキシダーゼ活性値 (GSH-Px) の低下は1例で赤血球中に,他の1例で血漿中に認めた.血漿中 GSH-Px はセレン製剤投与開始4週で基準値に復したが,赤血球中では回復するまでに30週以上を要した. 尿中セレン濃度は両症例ともセレン製剤の投与量の増量に伴って高まり,血中濃度の低下に伴い減少した.亜鉛,銅はセレン製剤投与による影響は認めなかった.ビタミンE 値が投与前より低値であった1例ではセレン製剤投与後,正常に復した.以上のごとくセレン製剤の投与により血漿中セレン濃度およびグルタチオンペルオキシダーゼ活性は速やかに上昇するが,赤血球中濃度の上昇は緩徐であった.しかし,その改善は症状と平行した.赤血球中濃度の低下は長期間のセレン欠乏状態を意味し,投与開始の目安と考える.尿中セレンの排泄量と血漿中セレン濃度の変動から勘案するとセレンの投与量は3〜7μg/kg/日が適当と考えられ,3ヵ月以上に及ぶ完全経静脈栄養施行時には赤血球中セレン指標を検討し,セレン製剤の添加が望ましいと思われた.
収録刊行物
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- Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons
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Journal of the Japanese Society of Pediatric Surgeons 32 (5), 769-775, 1996
特定非営利活動法人 日本小児外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204814080000
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- NII論文ID
- 110002107939
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- NII書誌ID
- AN00192281
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- ISSN
- 21874247
- 0288609X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可