直腸憩室の 1 乳児例

  • 大津 一弘
    県立広島病院母子総合医療センター小児外科
  • 古田 靖彦
    県立広島病院母子総合医療センター小児外科
  • 塩田 仁彦
    県立広島病院母子総合医療センター小児外科

書誌事項

タイトル別名
  • An Infant Case With Rectal Diverticulum

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抄録

症例は生後2か月の女児で主訴は便秘と腹部膨満.35週5日に帝王切開, 生下時体重2, 552g.生後3週間頃まで排便は良好であったが1か月頃より腹部膨満, 便秘があり排便処置を施行.生後2か月, 当科紹介受診.巨大な臍ヘルニアを認め, まず臍ヘルニアの根治術を施行.この際, 注腸造影で直腸の両側の後側方, すなわち4時と8時に直腸憩室を認め, 生後3か月に経肛門的に切除した.憩室は筋層を伴う全層性の消化管で, 神経叢は存在.生後11か月で排ガス管理は不要になり良好な排便状態を得ている.

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参考文献 (14)*注記

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