アルツハイマー型痴呆 : 症候学序論

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  • Symptomatology of Alzheimer's Disease : An Introduction

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抄録

アルツハイマー型痴呆の症候学について概観した。症候は中核症状と周辺症状に 分類することができる。中核症状には, 記憶障害と失語, 失行, 失認,実行機能障害が含 まれる。一方, 周辺症状には, 気分障害や不安, 興奮, 妄想など, 多種多様な症状が含ま れる。本稿では, アルツハイマー型痴呆の国際的な診断基準の必須要項ともなっている中 核症状について論じた。個々の症状について, 具体的な症例を示して説明した。さらに, アルツハイマー型痴呆の神経病理学的所見に触れ, 中核症状と病理学的所見との関連につ いて説明した。

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