高エネルギーX線の線質と電子平衡との関係
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- 大谷 浩樹
- 東京都立保健科学大学
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- 入船 寅二
- 東京都立保健科学大学
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- クリスター P・セバーグ
- スウェーデン・ルンド大学病院
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- セベンエリック ストランド
- スウェーデン・ルンド大学病院
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- 齋藤 秀敏
- 東京都立保健科学大学
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- 福士 政広
- 東京都立保健科学大学
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- 加藤 二久
- 東京都立保健科学大学
書誌事項
- タイトル別名
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- A Relation between Quality of High-energy X-ray Beams and Electron Equilibrium
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抄録
直線加速器を用いた定位放射線照射では, 使用する微小線束により側方での電子平衡が成立する状況を考慮する必要があり, 線量測定には様々な問題が残され, 照射野と検出器の大きさの関係が測定精度に影響を与えている。そのため, 理論計算と測定値との比較が重要である。高エネルギーX線の広い線束の線量計算は, 電子平衡係数により二次電子輸送で説明できると考えられる。本研究において, 異なる4つのエネルギー(線束)について電子平衡係数の理論計算を行った。また, 垂直方向と水平方向に分けて測定した電子平衡係数と比較した。その結果, 電子平衡係数は異なる線束の質において測定値はほぼ一致した。そして, 理論計算による各因子は線減弱係数を考慮した上での平均線量に関係があることを示唆した。
収録刊行物
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- 東京保健科学学会誌
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東京保健科学学会誌 2 (4), 295-299, 2000
日本保健科学学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204470982912
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- NII論文ID
- 110002345889
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- ISSN
- 2433149X
- 13443844
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可