Epstein-Barrウィルス形質転換ヒト末梢血B細胞が分泌する抗スギ花粉抗体の検索

書誌事項

タイトル別名
  • HUMAN ANTIBODIES TO CEDAR POLLEN SECRETED BY HUMAN PERIPHERAL LYMPHOCYTES TRANSFORMED BY EPSTEIN-BARR VIRUS
  • Epstein-Barr ウィルス ケイシツ テンカン ヒト マッショウケツ B サイボウ ガ ブンピ スル コウスギ カフン コウタイ ノ ケンサク

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抄録

スギ花粉アレルゲンに対するヒト抗体分泌細胞を取得する目的で,13人のドナーより末梢血リンパ球を採取し, Epstein-Barrウィルスで形質転換した.約5000の培養穴に形質転換細胞が増殖し,そのうち88穴にスギ花粉粗アレルゲンに対する抗体分泌細胞が検出された.精製スギ花粉アレルゲンCryjlおよびCryj2との反応を調べたところ, Cryj1と反応する抗体は14,Cryj2と反応する抗体分泌細胞は10であった.スギ花粉アレルゲンに結合するほとんどの抗体はIgMクラスであり,これはEpstein-BarrウィルスがIgMを表現したB細胞に感染するためと考えられる.

収録刊行物

  • アレルギー

    アレルギー 53 (1), 14-18, 2004

    一般社団法人 日本アレルギー学会

参考文献 (15)*注記

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