血中ヒスタミン測定法の検討

• 春名 英彦

  自衛隊中央病院:三宿病院小児科

• 遠藤 了一

  三宿病院臨床検査科

• 恩田 幸昌

  自衛隊中央病院研究部

書誌事項

タイトル別名

• Investigation for the Determination of Histamine in the Blood
• ケッチュウ ヒスタミン ソクテイホウ ノ ケントウ

抄録

Shoreらによるヒスタミンの螢光測定法は, わが国では, 種々問題点が多く, 実用的な方法とはいえないかつた.われわれ, Shoreの方法を詳細に検討し, OPTの精製, OPTの反応温度および反応時間, 螢光波長やヒスチジンのヒスタミン測定に及ぼす影響などについての諸条件を明らかにすることがてきた.さらに, われわれの条件づけのもとでは, 再現性も平均103%と極めて高いことが明かになつた.われわれの方法でヒスタミンを測定をするとき, 全血では0.037〜0.375mcg/dlが正常値とされ, 小児も成人も同じ値であつた.血漿ヒスタミン値は, その意味づけに多くの問題があることから, さらに検討する必要があると思われた.

収録刊行物

• アレルギー

  アレルギー 19 (3), 193-198,235-23, 1970

  一般社団法人 日本アレルギー学会

詳細情報

• CRID: 1390282679945282688
• NII論文ID: 110002408128
• NII書誌ID: AN00012583
• DOI: 10.15036/arerugi.19.193
• ISSN: 13477935
• ISSN: 00214884
• NDL書誌ID: 8106313
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8106313
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1971026572
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可