書誌事項
- タイトル別名
-
- Serum Immunoglobulin (IgG, IgA, and IgM) Levels in Healthy Japanese Children
- ケンコウ ショウニ ノ ケッセイ メンエキ グロブリン IgG , IgA , IgM ネンレイ ベツ セイジョウチ オヨビ セイジョウ ハンイ ニ カンスル イチ コウサツ
この論文をさがす
抄録
臍帯血清から成人まで健康者血清 207検体につき, immuno-plate^[○!R]を用いてIgG, IgA, IgM を測定し, 測定値の分布が対数正規分布であることを検定して後, 次のような平均値, およびその上下2標準偏差の範囲を得た.1) IgG は, 臍帯血清で 1126 (504-2513) mg/dlを示し, 4-6ヵ月に 511 (236-1104) mg/dlを最低になり, 以後漸増して3-4才で成人値の70-80%に達する.成人値は, 1312 (821-2099) mg/dlであつた.2) IgA は, 臍帯血清では大部分の検体で検出されず, その後の上昇速度もこれら3者の中で最も遅く, 7-9才に至り成人値の70-80%に達する.成人値は 251 (133-475) mg/dlであつた.3) IgM は, 臍帯血清では16 (8-30) mg/dlで成人値の14%程度に存在し, その後の上昇は非常に早く, 1才-1才半で成人値の70-80%に達する.成人値は, 108 (44-264) mg/dlであつた.これらの値は, 本邦小児の正常値および範囲として臨床応用できると考えられる.
収録刊行物
-
- アレルギー
-
アレルギー 21 (9), 608-613,633, 1972
一般社団法人 日本アレルギー学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679945499264
-
- NII論文ID
- 110002409079
-
- NII書誌ID
- AN00012583
-
- ISSN
- 13477935
- 00214884
-
- NDL書誌ID
- 7497613
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可