気管支喘息患者白血球中Phosphodiesteraseについて

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タイトル別名
  • The Leukocyte Phosphodiesterase Activity of Human Bronchial Asthma
  • キカンシ ゼンソク カンジャ ハッケッキュウチュウ Phosphodieste

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抄録

Pochの方法を改良して気管支喘息患者の白血球中phosphodiesterase (PDE)活性を測定した.喘息患者白血球中PDE活性は, 非発作時には健康者対照とほぼ同じであり, 病型別や薬剤の使用別にわけても平均値では大差はなかった.喘息患者白血球中PDE活性は発作時には病型や使用薬剤の別なく有意の増加を示した.喘息患者白血球中PDE活性とその白血球中の好中球, リンパ球, 好酸球の各百分比との間には有意の相関はみられず, また同一白血球のPDE活性とadenyl cyclase (AC)活性との間にも明らかな相関はみられない.同じ白血球のAC/PDE比をとると, 発作時には"1"より小さくなるものが多かった.

収録刊行物

  • アレルギー

    アレルギー 24 (6), 490-496,524, 1975

    一般社団法人 日本アレルギー学会

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